Homo Faber Biennial - 2022 - 2022 - Live from Venice
· インタラクティブな展示と会場構成が贈る、体験型展示。
· 名匠と弟子たちによる作業風景を間近に見るライブパフォーマンス。
· ハンドメイドで作られたボードゲームや、工芸の極みを詰め込んだティールームなどを堪能。
· 観客参加型の生け花教室や茶会を開催。
· ヨーロッパの職人たちの工房へと来場者を誘う、映像作品。
· 日本から参加する12名の人間国宝の製作風景を捉えた美しい写真作品。
· 来場者が操作できる機械仕掛けのアートワーク。
· 工芸に愛情と情熱を捧げる、ヨーロッパの美術&デザイン学校の学生たちがヤング・アンバサダーとして活躍。
· ヴェネチア市内の工房を開放し、見学可能に。
2022年4月12日、第2回ホモ・ファベール・イベントの一般公開がついに始まりました。本展では、ジョルジョ・チーニ財団とヴェネチア市内を舞台に、数々の企画展と実演を開催いたします。
5月1日まで、ヨーロッパを中心とした各地の現代工芸にフォーカスしたイベントを開催。 人の手が作り出す力の素晴らしさ、そして、これからの私たちの暮らしにとって大切なことを、作品を通して改めて感じ取っていただくことができます。
「ティールームの展示を通じて、いかに工芸が我々の生活を日々豊かにしするか、そして工芸が見た目だけではなく、いかに機能的であるかを感じ取っていただきたい」
タピア・マツィンデ/日用品が作り出す世界を体感するカフェ「The Artisan: a crafted tea room」キュレーター
それぞれの分野の表現を尊重しつつ、フラワーアレンジメント、高級品、インテリアデザイン、日用品、紙、ファッション、舞台芸術など、幅広い工芸の領域から15の企画展を展開。世界的に活躍するキュレーター、建築家、デザイナーが企画に携わり、各分野における素材、技術、技法の裏側を丁寧に紹介します。
「工芸とは、人と物質のあいだにある本質的な価値を示すもの。製作のなかに眠る人間の感覚、歴史を確実に捉えることが作り手にとっては大切なのです。」
ニコラ・ボス/「Details: Genealogies of Ornament」に参加するヴァン・クリーフ&アーペル代表取締役社長
また、今回は日本の工芸にもフォーカスし、その名匠の技がいかにヨーロッパに影響を及ぼしたかをいくつかの企画展を通して伝えていきます。
「12名の人間国宝の作品を同時に展示するのは、日本でもなかなかみられない稀なこと。国宝とは、作品だけだけでなく、人そのものを示すのです」
深澤直人/「12 Stone Garden」のキュレーション、および会場展示を担当
名匠から若手作家まで、巧みな技術、技法を間近に鑑賞できる実演イベントも開催。職人たちと直接対話し、作品の裏にある逸話や人間性を知ることができます。
「折り紙が完成するまでに、どれほどの努力が必要か。その背景を知ることも重要です。自身で体験することは、工芸の未来を守ることにもつながると思います」
ユーホ・コンコラ/「Magnae Chartae」に参加する折り紙作家
「これほど多くの才能が一堂に会するイベントを通じて、来場者の方々が刺激を受け、アーティストと交流し、新しい感覚に気づいていただければ嬉しいです」
川本諭/「Blossoming Beauty」に参加するフラワーデザイナー
「職人にとって、ホモ・ファベール・イベントは、異なる分野の工芸、技術、素材と巡り合うチャンスです。この出合いが相乗効果となり、きっと未来の新しいプロジェクトにつながることでしょう。 また、このイベントが人々の好奇心を増幅し、作品やアーティストと交流を通じて、自分でも工芸をはじめてみたいという次世代の若者が現れれば嬉しいです」
ジャン=ピエール・コット=デュブルイユ/「Next of Europe」に参加する銀職人
会場では、飲食サービスにも工芸的なアプローチを展開。参加企業の協賛のもと、店内では丁寧に作り込まれた看板やハンドメイドのオリジナルプロダクトを見ることができます。
「ホモ・ファベールを訪れ、異なる工芸分野、異なる国の人々と出会い、未来へとつながる関係性を構築できるのは貴重です。人々の気持ちをひとつにまとめ、工芸を顕在化させるこうしたイベントがヴェネチアで行われるのも、大事なことだと思います」
マルカントニオ・ブランドリーニ・ダッダ/LagunaBクリエイティブ・ディレクター。LagunaBのガラス作品は、ホモ・ファベール・ショップで購入可能。
未来の工芸を代表するヤング・アンバサダーは、ヨーロッパの名門アート&デザイン学校から選ばれた学生で構成されます。彼らは会場に常駐し、展示作品の背景や技について来場者に解説。仲間をつくるとともに、未来のビジョンを思い描く手助けになればと考えます。
「来場する方がと直接話し、工芸への愛を語れるのは素晴らしいですし、名匠の実演を目の前に、お話できるのも光栄です。世代が異なるものが、同じ目線で交流できるのは大切なことだと思います」
クリスティーナ・ベネデッティ/イタリアから参加するヤング・アンバサダー
ジョルジョ・チーニ財団の会場以外でも、ヴェネチア市内でホモ・ファベール・イン・チッタを開催。独自に会場を選択し、自分なりのルートで職人の工房を見学できるイベントです。
「予期せぬ変化が次々に起こる現代においても、機械にも勝る愛すべき手技がこれからも残ると信じています。ホモ・ファベールはそう願う人々のために活動しています。」
アルベルト・カヴァッリ/ホモ・ファベール・イベント ジェネラル・キュレーター
現代の工芸を体験するホモ・ファベール・イベントは5月1日まで開催。前売りチケットはオンラインにて。限定チケットは会場でも販売しています。
Homo Faber Biennial - 2024 - Artisan Portrait
May 2024
Homo Faber Biennial - 2024 - Artisan Portrait
May 2024
Homo Faber Biennial - 2024 - Artisan Portrait
May 2024